こんにちは、とよこです。
今日は、子供の歯列矯正についてです。
小さいお子さんをお持ちの方にとって、子供の歯並びって、気になるところですよね。
うちの子供は、乱ぐい歯といわれる歯がでこぼこした状態でした。 そこで、近所の歯科で、約1年前から矯正をはじめました。
歯列矯正には大きく分けて、
● 歯根を移動させる方法
● あごの骨格を大きくする方法
という二通りの方法があるようですが、うちの子がやっているは後者のあごの骨格を大きくする方法です。
子供の歯列矯正【あごの骨格を大きくする方法】
- メリット
この方法のメリットをざっと挙げるとこの3つ。● 歯を抜かなくて良い
● 取り外しができるので子供の負担が少ない
● 歯磨きがしやすい
もちろん、矯正のかいなくあごの骨格が充分大きくならなかった場合は、年齢が進んでから歯根を移動させる方法(マルチブラケット等)に切り替えて、必要であれば抜歯することもあるそうです。
装置は歯磨き後に装着しますので、ちゃんと歯が磨けていないかも・・・というストレスや不安もほとんどありません。
- デメリット
この方法のデメリットは、大きく分けて2つ。
まず一つめは、
● 小学校低学年くらいの子供でないと効果が期待できない
これは、成長期の子供は身長の伸びに伴って、あごの骨格も成長するからなんだそうです。
そこに力を加えて、本来の成長よりもさらに5㎜~10㎜程度成長を促進させるということですので、成長が止まってしまうと効果が得られないそうです。
もう一つのデメリットは、
取り外しができるため、本人のやる気と家族のサポートがないと充分な効果が得られない
やはり、装着時間があまり短いと、効果が得られないことがあるようです。
装置は、プラスチック性の器具を上あごと下あごそれぞれにはめます。
1週間ごとに家庭でストリングを回して少しずつ大きくしていきます。
ちなみに私自身は、20歳くらいからマルチブラケットを使って歯根を移動させる方法で矯正しました。
大人と子供、どちらのほうが矯正の効果が高いかは、本人のやる気次第というところもあるようですが、成長期のほうが、
● 歯や骨が動きやすい ● 大人と比べて子供のほうが金額的に安い場合が多い
など効果が出やすい&金銭的に始めやすいので、早いうちからお医者さんに相談しておくにこしたことはないようです。
ちなみに、我が子が通っている歯医者さんでは、装置以外はほぼ保険診療で対応してくれています。
子供の歯列矯正中に気をつけたいこと
子供が歯列矯正を始めたら、気をつけて頂きたいことが3つあります。
一つ目は、経過をきちんと観察することだそうです。
これは本当に大切で、うちの子のかかりつけ歯医者さんでは、定期的にX線を使って経過観察をして下さっています。 (もちろん、X線の使用に関しては、慎重になるべきではあるのですが、観察を怠るとせっかくの矯正が無駄になってしまうこともあるそうです。)
2つ目の気を付けることは舌癖(ぜつへき)です。
舌癖とは、食べ物を飲み込む時に舌の先で前歯をぐっと押すような舌の癖のことです(他にもいくつかあります)。
よく、どちらかの頬ばかりほおづえをついていると骨格が歪むというのは耳にしますが、舌の位置が正しい場所にないとか、前歯で下唇を噛むとかいう癖も、歯並びには悪影響だそうです。
中でも舌癖は影響が大きく、原因としては、
① 口を開けて息をする ② 鼻の病気 ③ のどの病気 ④ 舌の裏のひもが短い ⑤ 指しゃぶり ⑥ 遺伝
などが挙げられています。
遺伝などは仕方ないとしても、舌癖はトレーニングである程度改善することができるそうです。
うちの子が通う歯医者さんでは、毎月トレーニング方法を教えてくれます。
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トレーニングの一例
アイスの棒のようなスティックを使い、手鏡を見ながら舌の先をつけておく場所を覚える。(舌の先はまるめないこと)
※ 舌の正しい位置は、前歯の裏の少し奥だそうです。舌で前歯を押さないように気を付けることが大事なようです。
舌全体を上あごに吸い上げ、ポンと音を出す。(舌の先はまるめないこと)
地味で、地道な努力が必要なトレーニングですが(子供が小さい場合は特にお母さんが主体になるので)、舌の正しい位置を覚えること、舌が正しい位置にあり続けられるように口腔内の筋肉をつける事は、綺麗な歯並びのためにとても大切なことなのだと教わりました。
そしてもう一つ、虫歯についても気を付けなければいけません。
うちの子がやっている矯正方法だと、ワイヤーを使う方法に比べて虫歯になりにくいと言われていますが、やはり心配なので、矯正を始める前に歯医者さんで唾液検査をしてもらいました。
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唾液について
虫歯の原因菌には、二種類あるってご存じですか?
かの有名なミュータンス菌と、虫歯を進行させるラクトバチラス菌。 歯医者さんで唾液検査をしてもらうと、この2つの菌がどのくらいいるか、調べることができます。
うちの子は、乳歯に虫歯があったのでミュータンス菌はたくさんいましたが、ラクトバチラス菌はあまり多くないと言われました。
なので、虫歯になりやすいかどうかは中程度だそうです。 もちろん、奥歯の溝にシーラントしてもらったり、定期的なフッ素塗布も行っています。
子供の歯科矯正 うちの子の場合
うちの子は、矯正を始めてそろそろ1年が経ちます。
たまに装着するのを忘れることもありますが、最近では私が言わなくてもつけてくれるようになってきました。
個人差はあると思いますが、そこまで不快なものではないのかな?と安心しています(しゃべり辛い、とは言っていましたが)。
ご近所で、同じ矯正をしているお子さんがいるのですが、そのかたは器具をつけて寝ていると、ヨダレが多いと言っていました。 やはり矯正だけでなく、口呼吸、舌癖を直すということを合わせて行うことが大切なようです。
ちなみに歯並びのほうは、去年生える場所がなかった犬歯が、まだ八重歯気味ではありますが、少しおさまってきたかんじです。
あと1~2年でどの程度動いてくれるかわかりませんが、それでも治らなかった場合は歯根を移動させる方法に切り替える予定です。
後記
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まとめ
あごの骨格を大きくする歯列矯正のメリットは、● 抜歯しなくて良い ● 子供の負担が少ない ● 歯磨きがしやすい
デメリットは、 ● 骨格の成長の関係で、余り大きくなってしまうと出来ない(小学校高学年とか) ● 本人のやる気と家族のサポートが必要
子供の歯列矯正中に気をつけたいのは、● 経過の観察 ● 舌癖のトレーニング ● 虫歯の治療や予防
お子さんが何歳であっても、気になるようならいちど、歯医者さんに相談されてみてはいかがでしょうか?
その際は、ママ友さん達と情報交換をして、なるべくいい歯医者さんを探してみてくださいね!