先日、スーパーのレジに並んでいた時に、

おぼんだま

と書かれたポチ袋を発見して 思わず二度見をしてしまった、ブログ管理人のあいねこです。

どこからどう見ても、お年玉の夏バーションだよね…と若干恐怖を覚えました笑 (ポチ袋も夏らしく爽やかで、つい買ってしまいたくなる可愛い絵柄なんですよ…)

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うちの親族の間ではまだお盆玉の流行りはきていないのですが、日本郵便さんでも2014年頃からポチ袋を販売されているとのこと。今後は、今以上に浸透していくかもしれませんね。

というわけで今回は、お盆玉相場や、意味由来について調べてみることにしました。

なるべくわかりやすくまとめるので、どうぞご覧ください♪

お盆玉の相場っていくらくらい?

ハッキリとした相場自体は決まっていないようですが、

● お年玉と同じくらい

● お年玉より少し少ないくらい

と、お年玉をベースにした金額で考えられているようです。 具体的に書くとこんな感じでしょうか。

  1. お盆玉として考えられている金額

    お盆玉にワクワクする子供
    ● 小学生未満 500~1,000円くらい

    ● 小学生 1,000円~3,000円(低学年か高学年かによる)

    ● 中学生 3,000円~5,000円

    ● 高校生 5,000円~10,000円

…高校生に10,000円は高いと思うのは私だけですか?笑

大学生以上になると…お好みで、というのが皆さんの意見のようです。

個人的には、

私が祖父母の立場なら ⇒ 孫は可愛いからお盆玉あげちゃうかも!

私が親戚の立場なら ⇒ 大学生以上はもう大人!自分でバイトしてね!

に、なるかな? (実際には甥っ子姪っ子可愛さでついあげちゃうかもしれないけど…)

大学生や社会人になると、逆に祖父母に『心付け』として感謝の気持ちを込めてお盆玉を渡す方も。

大学生や社会人だと、祖父母に心付けとしてお盆玉を渡すことも!
それもステキですね! 自分の子がサラっとそういうことが出来るような大人になったら、感動しちゃうかもしれません。

ちなみにお盆玉をあげる場合、祖父母の立場ならともかく子持ち同士の親戚関係だとどうしても「お返し」というものがありますから、事前に金額など相談されると良いかなと思います。

と、このようにお盆玉をあげるかどうかに関しても賛否両論あるこの風習。親の立場としては普及・定着してほしくない(笑)のですが、一体どのように生まれたのでしょう?

次はお盆玉発祥由来についてご紹介しますね (๑•̀ㅂ•́)و✧

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お盆玉ってどこから生まれたの?意味や由来を詳しく

お盆玉という言葉は2010年頃に生まれた造語なのですが、その風習自体はなんと江戸時代頃からあったというから驚きました。

と言っても全国共通だったのではなく、発祥は東北の山形県

江戸時代、山形県ではお盆の時期に奉公人にお盆のお小遣いを渡す風習があったのですって。

当時のお盆お小遣いは金銭ではなく、

● 衣類

● 履物

など、物品を渡すのが一般的だったようです。

いつも一生懸命お仕事をしてくれる奉公人への、労いの気持ちだったのですね。

この風習が、現代のように『子供へのお小遣い』に変わったのは、昭和初期頃からと言われています。

江戸時代の風習が子供のお小遣いになったのは、昭和初期ごろ
子供の喜ぶ顔が見たいというのは、今も昔も、変わらないものですね (๑´ㅂ`๑)

そして、このお盆に子供にあげるお小遣いを『お盆玉』と言うようになったのは、つい最近。 2010年頃です。

この頃の動きをざっと書き出すと、

  1. ① 2010年(株)マルアイさんが『お盆玉』という言葉を造り、商標登録。

    ② 一部の百貨店などでもお盆玉袋を取り扱い始める。

    ③ 2014年には日本郵便さんもお盆玉袋販売スタート!

    ④ メディアからも注目されるようになる ←イマココ

お盆玉というのは、紙製品(包装用紙や和洋紙など)の製造や販売をされていた(株)マルアイさんが生み出した造語だったんですね。

紙製品でピンと…来ましたよね!? マルアイさんは当然、おぼんだまのポチ袋を販売されてらっしゃいます。

マルアイさんのHPにはポチ袋どころか万円袋もありました! (金箔をふんだんに使っているということで、可愛らしく爽やかな絵柄なのにゴージャスでした♪)

まあともかく、お盆玉はいわゆる企業戦略ってコトデスネ…ガ―(´・ω・|||)―ン!!

その後は『お盆玉袋』がじわじわと広がり、一部百貨店などでも取り扱いが始まります。

2014年には日本郵便さんからもお盆玉袋の販売がスタート。 (人と人との繋がりを生むきっかけになれば、という理由で販売に踏み切ったのだそう)

これがキッカケでメディアにも注目されるようになり、身近なスーパーなどでも取り扱われるようになったのですね。

今後はけっこうな勢いで広がっていきそうなお盆玉ですが、しばらくは、

・お盆玉?ぜひ定着してほしい!派 ・お盆玉?お願いヤメテ定着して欲しくない!派

で、せめぎ合いが続きそうですね(´・ω・|||) (ネット上の意見を見ていると、今のところは定着して欲しくない派がちょっとだけ優勢…かな?)

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後記

まとめ

お盆玉の相場は… ● お年玉と同じか、お年玉より少ないくらい ● 大学生以上はお好みで

お盆玉の由来 ● 江戸時代の山形県に、奉公人にお盆お小遣い(衣類や履物などの物品)をあげる風習があった ● 子供へのお小遣いに変わったのは昭和初期頃 ● 2010年に(株)マルアイさんが『お盆玉』という言葉を作り商標登録 ● 2014年には日本郵便もお盆玉袋を販売、メディアからも注目されるようになる

お盆玉は企業が仕掛けた…ように見えますが、どちらかと言うとニーズが先にあったような感じですね。

久しぶりに会う孫や親せきの子供にお小遣いをあげるのに、裸のままお金を差し出すよりは、可愛いポチ袋に入れてあげたくなっちゃいますよね。

そこに、『おぼんだま』というピッタリな言葉と、お盆の時期にピッタリな可愛いポチ袋があったら…つい手が伸びてしまう!!

……いや、でも、流行られては困ります笑

とりあえず子供には、お盆玉という言葉は教えないでおこうと思います (๑´ㅂ`๑)

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