最近、日本古来からの物に惹かれているあこです!
元々和風な物が情緒があり好きでしたが、最近特に惹かれるようになりました。 (歳のせいでしょうか?(・_・;…)
日本古来からの文字なども、とても素敵だなと感じています。
そんな中、最近ふとカレンダーに書いてある月の和名の意味は何だろうと気になりました。
そこで今回調べたので記していきますね!
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● 1月…睦月(むつき)
● 2月…如月(きさらぎ)
● 3月…弥生(やよい)
● 4月…卯月(うづき)
● 5月…皐月(さつき)
● 6月…水無月(みなづき)
● 7月…文月(ふみづき)
● 8月…葉月(はづき)
● 9月…長月(ながつき)
● 10月…神無月(かんなづき)
● 11月…霜月(しもつき)
● 12月…師走(しわす)
月の和名とその意味
- 1月…睦月(むつき)
1月は、年始の挨拶などで親族が集まり、親睦を図る月であることから「 睦び月 」と言われて、それが略されたと言う説が有力と言われています。この他の説には…
● 稲の実を水に浸す月で、「実月(みつき)」と言われそれが変化したという説 ● 元になる月で「元月(もとつき)」が睦月に転じたという説
もあります。
「睦」は”仲良くする”と言う意味の漢字です。
1年の始まりの月にとっても相応しい字だなと感じました(^-^) だからこそ、「睦び月」が由来だという説が有力なのも納得できますね(^^)
- 2月…如月(きさらぎ)
2月は寒さがまだ残る時期。 衣を更に重ね着する月という意味で「衣更月(きさらつき)」が転じて如月になったという説が有力と言われています。
この他の説には…● 草木が生え始める月で「草木張り月(くさきはりづき)」が転じたという説 ● 旧暦の2月15日の釈迦入滅日を衣更着(きさらぎ)という事からきたという説
もあります。
また、漢字の如月は中国での2月の異称をそのままつかったもので、日本の名称とは関係がないと言われています。
- 3月…弥生(やよい)
草木がいよいよ生い茂る月 → 木草弥生月(きくさいやおいひづき)が徐々に短縮されたという説が有力と言われています。
「弥」は、いよいよ・ますますという意味。 「生」は、草木が生える・草木が生い茂る。 という意味が込められているそうです。
“いよいよ草木が生い茂る月” 厳しい冬が終わりやっと新芽が顔を出しはじめる様子が伝わってくるように、感じますね(^_^)
- 4月…卯月(うづき)
卯の花が咲く季節「卯の花月」が略されたという説が有力と言われています。また、うづきの「う」が ● 「産(う)」や ● 「初(う)」で、 1年間の循環(春夏秋冬)の最初である春の始めを意味したためという説もあります。
余談ですが「卯の花が咲く季節」とあり、卯の花ってどんな花かが気になったので調べてみたら、”空木(ウツギ)”の別名なんですね(^_^)
白い小さい花が低木に咲きとても綺麗な花ですよね^_^
- 5月…皐月(さつき)
旧暦の5月は田植えの時期。皐月の「さ」が耕作を意味する古語なので「さつき」といわれるようになったという説や、田植え時期を意味する「早苗月」が転じたとされる説もあります。
また、漢字の「皐」は「神に捧げる稲」の意味があるため使われたとも言われています。
諸説ありますが、私的には「神に捧げる稲」というのがとても日本らしく感じました(^_^)
- 6月…水無月(みなづき)
旧暦の6月は田んぼに水を引く月です。そこから、水が無くなる月で水無月と言われるようになったという説があります。
また、「水の無い月」と書くが、「無」という字は連動助詞では「の」と読み、「水の月」という意味で付けられたという説も。
6月は梅雨に入る頃で雨が降っているイメージが大きいので、今まで水が無い月に違和感を感じていましたが、今回調べて全く無いという意味では無いと知り、納得ができました(^ ^)
- 7月…文月(ふみづき)
文月には、七夕の短冊に歌や文字を書いて献じたことから名付けられた説や、旧暦の7月は田んぼの稲穂が膨らむ時期なので、●「穂含月(ほふみづき)」 ●「含月(ふみづき)」 ●「穂見月(ほみづき)」
などが転じたという説などがあります。
短冊に歌や文字を書いていた事から付けられたとしたら、節句である七夕を大切にしてきたことからも納得です(^_^)
- 8月…葉月(はづき)
旧暦の8月は、新暦の9月上旬から10月上旬をいいます。
現代の暦からするとピンときませんが、秋の葉が落ちる時期だったことから「葉落ち月(はおちづき)」が転じたといわれています。そのほかには、稲の穂が張る月「穂張り月(ほはりづき)」→「張り月(はりづき)」→ 「葉月」に転じた説などがあります。
古来からの文字は必ずしも略された字がそのまま残るとは、限りません。
あて字の可能性もあるため、諸説あるなかで特に有力といえるものは今はありませんが、古来から自然を大切にしてきたということは強く感じますね(^_^)
- 9月…長月(ながつき)
夜がだんだん長くなることから、旧暦の9月は「夜長月(よながづき)」と呼ばれ、それが略されて「長月」になったという説が有力といわれています。その他には、
● 稲を刈り収める時期であること ● “長”は稲が毎年実ることを祝うという意味
ここからこの字を使い”ながづき”となったという説もあります。
“秋の夜長“といいますからね(^_^)
今のように時計などない時代は、暗くなれば夜で明るくなれば朝。 だからこそ出来た言葉なのかもしれませんね(^-^)
- 10月…神無月(かんなづき)
旧暦の10月は全国の八百万の神様が会議のために出雲大社へ行かれる月。なので、普段いらっしゃる神様がおられないことから「神無月」となったといわれています。この説が有力といわれていますが、1年に一度八百万の神様が集まり会議をする大切な月ということもあり「神の月」から神無月になったのではないかという説もあるそうです。
これは、水無月のところでもお伝えしましたが、”無”を”の”とも読むことから由来しているのだそう。
また、出雲大社がある島根県では沢山の神様がいらっしゃることから、「神有月」と言うそうです。 「神有月」ってなんかとても良いことがありそうな感じがしますね(^-^)
- 11月…霜月(しもつき)
寒くなり、霜が降りるようになる時期なので「霜降り月(しもふりづき)」それが略されて「霜月」といわれるようになったといわれています。また、神無月を上の月(うえのつき)と考え、その次の月であるから下の月(しものつき)が転じたと言う説など、他にも諸説ありますが、今のところ有力とされている説はありません。
旧暦で12月上旬から1月上旬の寒さがピークとなる時期なので確かに霜が降りていますね。 そう考えると霜降り月は納得してしまいます(^^)
- 12月…師走(しわす)
師走の”師”とは僧侶のことを指します。
仏事が多い年末に走り回っている様子からいわれるようになった説や寺社で参拝者のお世話をしてくれる御師(おし・おんし)が1年で1番忙しい時期だからこの名前がついたという説があります。
師走っていつもは走らない先生(教師)も忙しさから走るから、師走と言うのだとずっと思っていました。
でもよく考えてみたら、学校の始まりって寺子屋だから、元々先生って僧侶だったんですよね^_^
後記
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まとめ
● 1月(睦月) 「睦び月(親族が集まり親睦を図る月)」が転じて「睦月」となった説が有力
● 2月(如月) 「衣更月(衣を更に重ね着する月)」が転じて「きさらぎ」となった説が有力
● 3月(弥生) 草木がいよいよ生い茂る月→「草木弥生月」が短縮され「弥生」となった説が有力
● 4月(卯月) 「卯の花月(卯の花が咲く季節)」が略されて「卯月」となった説が有力
● 5月(皐月) 旧暦の5月は田植え時期 皐月の「さ」の字が耕作を意味する古語なので、「さつき」といわれるようになった説が有力
● 6月(水無月) 旧暦の6月は田んぼに水を引く時期なので「水が無くなる月」→「水無月」になった説が有力
● 7月(文月) 七夕の短冊に歌や文字を書いて献じたことから「文月(ふみづき)」となった説が有力
● 8月(葉月) 旧暦の8月は、新暦の9月上旬から10月上旬頃。 秋の葉が落ちることから「葉月」 または、稲の穂が張る月「穂張り月」→「張り月」が転じて「葉月」になった説がある
● 9月(長月) 「夜長月」が略されて「長月」になった説が有力
● 10月(神無月) 全国の八百万の神様が出雲大社へ会議の為行かれてしまうので、「神無月」になったという説が有力
● 11月(霜月) 「霜降り月(霜が降りるような寒さの月)」それが略されて「霜月」となった説が有力
● 12月(師走) 仏事が多い年末に僧侶(=師)が走り回っている様子から「師走」となった説が有力
それぞれの説に稲についてのものが多くあったことに驚きました。
それだけ日本人が稲(米)を大切にしてきたということなのかもしれないですね(^-^)
四季がある日本らしい季節の装いを表した説が多くあり調べながらも心がなぜかほっこりとしました(^^♪