節句と言われる年中行事が年間で5回ある事を最近知った、あこです(^^;

桃の節句端午の節句はよく聞きますから知っていました。 しかしそれ以外は…(>_<)

いい歳の大人なのに…(-。-;

知らなかった事に気がついたなら今からでも知るべく、調べなければ〜と思い、以下の二つについて調べてみました!(立ち直り早いです(^^)

  1. 節句の由来

    五節句のそれぞれの意味

節句の由来

節句は中国の陰陽五行説に由来して定着した日本の暦における、伝統的な年中行事を行う季節の節目となる日。 日本の文化・風習。

(Wikipediaより抜粋)

※ 陰陽五行説と言うのは古代中国での理論です。 少し節句についてからはそれますが、重要な関わりがありますのでお付き合い下さい(>人<;)

まずはこの陰陽五行説を、

● 陰陽説 ● 五行説

と、二つに分けてご説明しますね。

陰陽説

古代中国では、自然界のあらゆる物を陰(いん)と陽(よう)にわけて考えました。 一例を挙げますと、

● 太陽が陽 ● 月が陰

このようになります。これを陰陽説と言いました。

五行説

木火土金水の5つで万物が循環しているという思想が五行説
五行説とは古代中国の思想で、自然界は、

● 木(もく) ● 火(か) ● 土(ど) ● 金(ごん) ● 水(すい)

の5つで成り立っていると考えられていました。

また、五行の行(ぎょう)という字は”循環する”という意味があります。

これらを合わせてを五行説と言いました。

この2つを組み合わせ、物事に当てはめたのが 陰陽五行説 と言われています。

ここで、節句に話を戻します(๑•̀ㅂ•́)و✧

上述した陰陽五行説が中国から日本へ伝わり、日本の風土や生活風習が合わさって宮中行事になったのが、節句の始まりとされています。

  1. 節句という言葉

    季節の変わり目を祝う日のことを節日(せつび)と言い、お供えものをしたり行事を行ったりして祝ってきました。

    この、節日にお供えした物を節供(せちく)と言い、その言葉が節日のことを指すようになり節句に変わっていったとも言われています。

江戸時代には幕府が1年のうちで1番重要な節目として、五節句(七草の節句、桃の節句、菖蒲の節句、笹の節句、菊の節句)を式日に定めました。

しかし、この制度は明治6年に廃止され、今は季節を楽しむ行事へと変わりました(^^♪

長い年月をかけて季節の変わり目を祝い、無病息災や豊作、子孫繁栄を願い、お供え物をしたり厄払いをしてきたことが、現代まで受け継がれてきたと言われています。

節句は、長い歴史のなか色々なものが移り変わっても、変わらずにいるものもあるからこそ、現代にも受け継がれてきた行事なのですね。

だからこそ後世にも受け継いで行きたいと思いました。

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五節句のそれぞれの意味

それでは、五節句の日にち順にそれぞれの名前と意味を書いていきますね。

1月7日 -人日(じんじつ)の節句-

人日の節句は七草の節句
別名を七草の節句と言い、七草粥を食べて一年の無病息災と豊作を願います。

七草粥を1月7日に食べるのは、お正月に食べ過ぎた胃腸を休めるための働きもあります。

うちの家族には、野菜しか入ってない(´・_・`)と不評ですが、胃腸を休めるために食べることは知っていたので食べさせていました。

これからは、一年間健康に過ごすためだという事も伝えていこうと思います。

3月3日 -上巳(じょうし)の節句-

上巳の節句は桃の節句
別名を桃の節句と言い、女の子の誕生と成長をお祝いする日です。

お雛祭りという言い方が一般的には多いでしょうか?

雛人形を飾りお祝いするのが現代では一般的になりましたが、元々は紙や草で人形を作り、その人形を身代わりとして川に流して健やかな成長を願っていました。

それが段々と豪華な人形となり、流すのを辞めて飾るようになっていったと言われています。

5月5日 -端午(たんご)の節句-

端午の節句は菖蒲の節句
別名を菖蒲の節句と言い男の子の誕生と成長をお祝いする日です。

菖蒲(しょうぶ)の葉をお風呂に入れて厄払いをし、健やかな成長を願ったと言われています。

また、しょうぶ → 勝負と同じ読みで縁起が良いと言われて、男の子の健やかな成長を願う日になったと言われています。

7月7日 -七夕(しちせき)の節句-

七夕の節句は笹の節句
別名を笹の節句と言い、願い事を短冊に書き笹に飾ると願い事が叶うと言われています。

“たなばた”と言った方が馴染み深いですね。

笹竹が真っ直ぐに空(天)に向かって伸びていることから、短冊に願い事を書いて笹に飾ると星に願い事が届き叶えてくれますようにと願うようになったと言われています。

9月9日 -重陽(ちょうよう)の節句-

重陽の節句は菊の節句
別名を菊の節句と言い、菊を用いて不老長寿を願っていました。

重陽の節句は他の4つの節句と異なり今ではあまり馴染みが無い節句ですが、昔は五節句を締めくくる節句として、もっとも盛大に祝っていたそうです。

節句の別名には、その季節の草花の名前が使われました。

あれ? っと思いますよね?

それぞれの節句の日に当てはめられた草花は、その時期にはまだ咲いていません。

それは、旧暦が使われていた頃の季節の草花の名前を別名に当てたためです。

“暦”が変わった事で、節句のお祝いをする日にそれぞれの草花はまだ咲いてはいませんが、あと少しでこの草花が咲き始めると思うことが楽しみの一つとなりますね(o^^o)

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後記

  1. まとめ

    ① 節句の由来

    中国から日本に伝わった、陰陽五行説が日本の風土や生活習慣と合わさり宮中行事となったものが現代に受け継がれて季節を楽しむ行事となりました。

    ② 五節句のそれぞれの意味

    ● 人日の節句(別名七草の節句) 七草粥を食べて、一年の無病息災と豊作を願います。

    ● 上巳の節句(別名桃の節句) 女の子の誕生と成長をお祝いする日。

    ● 端午の節句(別名菖蒲の節句) 男の子の誕生と成長をお祝いする日。

    ● 七夕の節句(別名笹の節句) 願い事を短冊に書いて笹に飾ると願い事が叶うと言われています。

    ● 重陽の節句(別名菊の節句) 菊を用いて不老長寿を願っていました。

知らないと思い、節句について調べてみましたが… 全部知ってましたΣ(・□・;)

ただそれらが五節句と言われるものという事を知らなかっただけでした。

重陽の節句以外は馴染み深いもので当たり前にその行事を行っていました。

重陽の節句に関しては、実家の近くに菊の名所があったため子供の頃、両親に連れて行ってもらった時、大きな字で”菊の日”と書かれていたのをなんとなく記憶しています。

古代から受け継がれてきた行事だからこそなんとなく行っていたり、目にしていたりしていたのかもしれないですね。

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